マーダーミステリー エントリーガイドブック

あらかじめ用意されたキャラクターたちの誰かひとりを演じながら他のプレイヤーたちとひとつのストーリを紡いでいくゲーム「マーダーミステリー」。昨年くらいからボードゲームカフェが主催するイベント型での興行が行われるようになり、専門店もできるほど急激なブームになりつつあります。この本は、そんなマーダーミステリーの、一体どんなゲームなのか、どういう作品があるのか、どこで遊べるのかといった情報をぎゅっと詰め込んであります。さらに、マーダーミステリーが２作品収録されています。どちらもだいたい１時間くらいで終わります（通常の作品だと３〜５時間）自分は経験者同士で遊んだため、ルールに戸惑うことも少なく遊べましたがまったくの初心者同士が初めてプレイするならば、システムがシンプルな「灰色の箱の中で」のほうが初心者向きかなと思います。「私の愛したサイコキラー」は、カードの取得や密談など、専門店で遊ぶマーダーミステリーに近いシステムで遊べます。どのような作品かは、公開情報である導入を以下に書いておきます。「灰色の箱の中で」椅子に拘束された状態で目が覚めた５人。その中に半年前に起こった悲劇の真犯人がいるという。５人がそれぞれの持つ情報を開示しながら、半年前に何が起こったのかを探っていく……「私の愛したサイコキラー」伝説のサイコキラー『××××』から彼の手記を見る会合が開かれると手紙が届いた。しかし『××××』は何年も前に死んでいるはず。手紙に引き寄せられ、会合に集まった４人。それぞれどのような思惑でここに来たのだろうか……パッケージを買ったり公演型に参加したりするには３〜５千円はかかることを考えると短めの作品とはいえ２つも入って２千円は相当お得だと思います。