史上最強 図解これならわかる!統計学
によって 涌井 良幸
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内容紹介 統計学の初心者でも、基礎から応用までをマスターできるように、丁寧に解説しております。 豊富な図や表と共に、統計学の理解を深めるマンガもあるので、やさしく楽しく学んでいるうちに、 現代に必要とされる統計解析の基本は十分に身につきます。 内容（「BOOK」データベースより） アンケート結果の予測、資料の真偽の判断、部分的データからの全体の推測法etc‥初心者でもゼロからわかる入門書。 著者について 涌井良幸：1950年東京生まれ。東京教育大学数学科を卒業後、教職に就く。現在、千葉県立大宮高等学校数学教論を務め、コンピューターを活用した教育法や統計学の研究に専念。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 涌井/良幸 1950年東京生まれ。東京教育大学数学科を卒業後、教識に就く。現在、千葉県立大宮高等学校数学教諭を務め、コンピュータを活用した教育法や統計学の研究に専念 涌井/貞美 1952年東京生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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２０１０年の本。二人の著者（ご兄弟らしい）は、統計学の本を多く出されている方である。本書は、統計学の入門書ではあるのだが、基礎的なことは知っている、少なくとも統計学の勉強をやったことがある、という人向けだと思う。ヒストグラムの書き方のような基礎の基礎についても一応説明はあるのだがそのあたりはまったくの駆け足。各種確率分布、推定と検定、分散分析、回帰分析、適合度検定と独立性の検定、数量化Ⅰ～Ⅳ類、あたりがテーマ。手取り足取りではないのだが、よくまとまっているのでリファレンス・マニュアル性が高い。曰く・・・母集団からｎ個の標本Ｘを復元抽出し（自由度ｎ）、標本値と標本平均の差分（偏差）をＹとすると、Ｙの合計値はゼロになるから、ｎ個の変数Ｙには１つの制約が生じ、自由度はｎ－１となる。標本から不偏分散を求めるとき、その分子には１つの制約が生じるため、分母をｎではなくｎ－１で割る（補正する）。区間推定の原理とは、要するに、標本から求めた統計量に着目し、この統計量の確率分布を調べ、この確率分布をもとに母数を区間推定する、ということ。数量化Ⅰ～Ⅳ類などの数量化でも結果の検定が必要であるが、困難である（いろいろ研究されている）。数量化処理で得た結論がどこまで正しいかは判断がつかない。実際に数量化を行う際にはできるだけ多くのデータを収集して、信頼性を増すことで対応すべき。などなど。
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