誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来本ダウンロード無料pdf

誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来

によって 有坪 民雄

誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来本ダウンロード無料pdf - あなたが読むべきである著者によって書かれた素晴らしい本はタイトルです。 誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来のトピックはきっと気に入るはずです。 余暇にすべてのページページを読むのに十分な時間があります。 この美しい本をリリースしたメーカーは出版社です。 今すぐ誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来を入手してください。コンテンツに失望することはありません。 適度な手順で誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来をコンピューターにダウンロードできます。
内容紹介 大規模農業論、6次産業化…机上の改革案が日本農業をつぶす。農家減少・高齢化の衝撃、「ビジネス感覚」農業の盲点、農薬敵視の愚、遺伝子組み換え作物の是非、移民…プロ農家のリアルすぎる目で見た日本農業の現状と突破口。 その農業改革案はピンぼけです! 大規模農業論、6次産業化……机上の改革案が日本農業をつぶす。農家減少・高齢化の衝撃、「ビジネス感覚」農業の盲点、農薬敵視の愚、遺伝子組み換え作物の是非、移民……専業農家のリアルすぎる目から見た日本農業の現状と突破口。◎大規模農業ほど価格下落に弱い◎6次産業化は絵に描いた餅の典型◎無知な人ほど言いたがる「農業にビジネス感覚を」◎なぜ農家は儲からないのにやめないのか◎コメ輸入をシミュレーション――さほど安くならない現実◎いま、新規就農はしやすい。しかし適性がある。◎海外市場は開拓可能◎兼業農家を残すべき理由目からウロコがボロボロ落ちてくる、誰も書かなかった〝ぶっちゃけ〟日本農業論! ◆目次◎第1章 第二次農業機械革命の時代IoTは革命になりうるもうひとつの革命――遺伝子組み換え・ゲノム編集農業のイノベーションの歴史いま、農薬は安全である農業IoTは地域振興と矛盾する◎第2章 無力な農業論が目を曇らせる無知な人ほど言いたがる「農業にビジネス感覚を」「農業にはマーケティングが欠けている」のか?大規模農業のアキレス腱夜逃げする無農薬農家六次産業化は絵に描いた餅の典型ハイテク農業の大失敗を直視せよ日本農業の問題点は戦前から指摘されてきたなぜ農家は儲からないのにやめないのか現実の議論をしよう――コメ輸入をシミュレーションする◎第3章 農家も知らない農業の現実誰も農業を知らない農業知らずの農業語り実は農家が変化するスピードは速い農林水産省は本当に無能かピントがずれている農協改革案農協解体は得か損か◎第4章 農業敵視の構造を知る「農家は甘えている」農業が儲かっていた時代「明るい農村」の時代農家出身のサラリーマンがいなくなる意味邪悪なクレーマー明るい材料◎第5章 新しい血――新規就農・企業参入・移民脱サラ就農はラーメン店をやるより何倍も有利誰をバスに乗せるのか――新規就農者に望むこと農薬を否定する人は農業の適性がない企業が農業参入で成功するためには農業は外国からの移民を認めるべきか◎第6章 21世紀の農業プラン遺伝子組み換え作物の栽培を実現せよ兼業農家を育てよ中央官庁移転は農業道県に海外市場は開拓可能辺境過疎地は選別せざるをえない農協の経済部門を半アマゾン化せよ地元から優秀な農業起業家を育てよ「農業経済学・経営学」を農学部から追い出せ食育を推進し、学校給食予算を増額せよ農家よ、戦え! 出版社からのコメント ◆はじめに より神学論争は、もうやめにしませんか?「農業は手厚く保護すべき」派と「市場原理にまかせれば農業は強くなる」派の論争は、もう三〇年以上続いています。最近では、ハイテク農業への期待を語る人や、農作物の生産だけでなく加工や流通・販売までトータルに行う六次産業化がカギだと言う人も出てきました。こうしたさまざまな意見はもともとは善意からのものではあるのでしょうが、農家の多くはほとんど気にしてさえいません。なぜでしょうか。理由はシンプルです。「これでは農家を説得できないよな……」としか思えない農業論がほとんどだったからです。専業農家に転じる前、かつて私が新卒で入った経営コンサルタント会社では、大学卒業間もない者でも、顧客である経営者に助言を与えることを求められました。まだスーツがなじんでいない新入社員の言うことを、その道一筋で何十年と生きてきた経営者が本気で聞くはずがありません。しかし、それでも助言をしなければなりません。どうすればよいのか?「事実のみを話せ」です。自分の足でデータを収集整理し、「私が言っているのではありません。調べたところ、データが(顧客が)こう言っているのです」とやれと教わりました。だから「足を使ってデータを集めろ! 」――これが私が勤務していた会社の社員教育でした。そうした教育・訓練を受けてきた者として言わせてもらえば、農業論を語る多くの人には、現実が見えていません。だから農家は、「言いたいことはわかるが、それは可能なのか?」「ムードだけで言っていないか?」「その論法でいくとむしろ日本の農業はつぶれる方向に進むことになるが、わかっているのか?」などと思います。が、わざわざ反論したりはしません。「偉い人」にモノを言えるほど自分は頭が良くないと思っていることもありますが、何を言ってもこの人にはわかってもらえないだろうと考えて、無視するのです。しかしそういう農家だって、正直なところ農業のなんたるかが、すべてわかっているわけではありません。農業はあまりに多様で、農家や農学者でもその全貌はつかみきれないのです。農業論をぶつ人も、そして農家も、みな農業を本当にはよく知らない――これが現実だと思いますが、一方、日本の農業がいま危機に瀕していることも事実です。すでに危険水域にあると言ってもいいでしょう。日本の農業をどうするか――これはこの国の根幹に関わるとても大きな問題です。誰に言われるまでもなく、農家はこの問題について我がこととして毎日考えています。そして可能ならば、多くの人に農業についてわかってほしい、農家のことをわかってほしいと思っています。農業の危機を目の前にして、浅学非才は知りつつも、少なくとも自分の知っていることは書いてみよう、書きにくいことも率直に書こうと思いました。それが本書です。 商品の説明をすべて表示する

誰も農業を知らない: プロ農家だからわかる日本農業の未来を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
東京新聞と産経新聞という左右両極の二紙が相次いで書評欄で取り上げていたので読んでみた。かなり対照的な内容ではあるが、『キレイゴトぬきの農業論』(久松達央2013、新潮新書)を読んで以来の興味深い、農業者による農業論だった。両書に共通しているのは、小規模農家を大事にすることだった。まず、産経新聞が好むような目次が刺激的に並んでいた。「いま、農薬は安全である」、「夜逃げする無農薬農家」、「邪悪なクレーマー」、「農薬を否定する人は農業の適性がない」、「遺伝子組み換え作物の栽培を実現せよ」など。邪悪なクレーマーには、反農薬、反遺伝子組み換え、反ダイオキシン等の「信者」が例として挙げられていた。東京新聞の主な読者層には受け入れ難い内容だと思うが、同紙が高い評価の書評をよく掲載したものだ。ただし、東京新聞の書評では、本書は「遺伝子組み換え、ゲノム編集の可能性を否定しているわけではない。」とされている。実際には、本書の主張は「遺伝子組み換え作物の栽培を実現せよ」と目次にまで明記されている。ゲノム編集は、普及して当然の技術扱いである。東京新聞は自紙の読者層を意識して、マイルドな表現に抑えたのだろうか?なお、本文の各所では、疑問な根拠に基づく論議が気になる。例えば、農水省が無能ではないことを主張する章では、「きらら397」や「あきたこまち」がその代表的成果の品種として示されているが、両品種は農水省ではなく、北海道や秋田県が開発した品種であることは、一般消費者にもかなり知られているのではないか。コシヒカリが冷害に弱いために1993年異常気象で、日本が大減収したという内容もおかしくないか。イネが低温に最も弱いのは、花粉を作る時期である。その時期に最強クラスの耐性を示すのがコシヒカリであることは、農家にも広く知られた事実である。コシヒカリを中心に作付けしていたから、1993年の北陸地域は、冷害が東北地方より軽かったのではないか。さらに、日本の現在の農地・農業技術で4億人分の食料生産が可能だという驚くべき推定値までが出てくる。1日に一升(10合)近くのコメをわずかな味噌と漬物だけで食べ続けていたという江戸時代農村部の食生活でも仮定しているのだろうか。また、誤植であろうか、農薬によるメリットを強調する章では、スリランカでDDTの散布を中止したら、散布前の発病者280万人が、中止4年後に2500万人に増えたという、信じられないデータが著者による作成資料として示されている。農薬の有用性と安全性が本書では何回も強調されているが、ひいきのひきたおしの感を否めない。低毒性ではあっても生態系に大きな影響を及ぼす懸念がある農薬(例えば、ミツバチとネオニコチノイド系殺虫剤)のことについても触れなければ、不公平ではないか。著者の前著『コメのすべて』では、ドイツ・ナチス政権下でサリンをはじめとする数々の毒ガスを開発したゲルハルト・シュラーダーを世界の農業技術開発の偉人の一人として農薬合成の業績を特筆していたが、本書ではそこまでの記述はなかった。(私は、農薬の有用性や安全性の向上を否定するものではない。)経営コンサルタントから農業に転職したという著者が第5章では、脱サラ就農はラーメン店開業よりはるかに有利だと述べている。ただし、著者の経歴をたどってみると、自身は非常に恵まれた就農者のようだ。著者は、元々農家の長男で、跡取りだと言われて育った。大学卒業時は将来の就農を視野に置きつつ、選択を先送りし、とりあえず経営コンサルタント会社に入ったという。7年程度勤務し、経営コンサルには向いていないことがわかったので、退職して農業に携わるようになった。実家の農業は父親の経営手腕が優れており、田畑2ヘクタール程度の専業農家としては小規模だが、和牛の名産地の兵庫県で、60頭程度の肉牛肥育を収益の中心として既に確立されていた。そのような環境で就農したのが著者である。著者は就農以来、10冊近い著書を公刊したほか、多数の懸賞論文・エッセイコンテストに入賞しているという。よほど実家の農業経営は安定しており、父親を中心とする家族の協力もあったのだろう。

0コメント

  • 1000 / 1000